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脳梗塞リハビリ

脳梗塞リハビリセンターが目指す「あきらめない」社会 — 医療・介護に続く「第三の選択肢」として届ける、一人ひとりに寄り添うリハビリとは

病気の後遺症と向き合いながら、「もっと良くなりたい」「もう一度できるようになりたい」と願う方々へ、保険外リハビリという“第三の選択肢”を提供する「脳梗塞リハビリセンター」。のべ9,000人以上の利用者様と向き合ってきた実績をもとに、画一的なケアにとどまらない独自のメソッドと利用者への寄り添いの姿勢を徹底しています。

本記事では、脳梗塞リハビリセンター を運営する株式会社MEDIROM Rehab Solutions のR&Dチーム長の福田さんのインタビューをもとに、組織が掲げる「あきらめない」理念の真意や、独自のサポートメソッド、胸を打つ実際の改善・社会復帰エピソードについて詳しく深掘りしていきます。

1. 脳梗塞リハビリセンターの使命と独自の強み

——まず最初に、メディロムグループにおける「脳梗塞リハビリセンター」の役割とコンセプトについて教えてください。

メディロムグループは、ヘルスケア領域を総合的に支える「ヘルスケア総合商社」を目指しています。その中で当センターは、病気の後遺症が残った後も、身体だけでなく心も健やかに、その人らしい人生を送っていただくための保険外リハビリサービスを提供しています。病院でのリハビリ期間が終了した後も「もっと良くなりたい」「もう一度できるようになりたい」と願う方は多くいらっしゃいます。そうした方々へ、医療・介護保険だけではカバーしきれないリハビリの機会を届けることが私たちの役割です。

——最も大切にしている理念や、リハビリに対する思いを教えてください。

私たちが掲げる理念は「第三の選択肢の創造」です。医療保険や介護保険のリハビリだけではカバーしきれない部分に対して、保険適用外であっても質の高いリハビリを提供することが、誰もが自由にリハビリを受けられる社会への第一歩だと考えています。ある日突然病気に襲われ、後遺症を抱えることになったとしても、希望を失わず「まだできることがある」と前を向いて、その人らしく生きていける社会を実現したい。そのために私たちは取り組んでいます。そして、リハビリに対する私たちの思いを一言で表すなら、「あきらめない」です。医学的に困難とされるケースであっても、「本当にできることはないか」を愚直に模索し実践する姿勢を、スタッフ全員が大切にしています。

——医療保険や介護保険のリハビリにはどのような課題があり、保険外である「第三の選択肢」にはどんな役割があるのでしょうか?

医療保険には1日最大で3時間リハビリを受けることが可能ですが、疾患により90-180日の日数制限があり、期限を過ぎるとリハビリ時間が大幅に制限されてしまいます。また、退院後の介護保険リハビリは「生活維持」が中心となるため、制度上おおよそ1週間に40分-120分程度のリハビリとなり、「もっと改善して手や足を自由に動かせるようになりたい、復職や趣味を取り戻したい」と願う方のニーズに対応しきれず、結果として「リハビリ難民」が生じてしまう課題があります。

これは一人の方がサービスを無制限に利用すると他の方の資源が無くなったり、保険制度そのものが破綻したりする恐れがあるため制度上変更することは難しい部分です。そこで、そうした制度の枠組みを超え、日数制限なく一人ひとりの目標に応じた十分な量と質の高いリハビリを提供する。この医療でも介護でもない「第三の選択肢」こそが、退院後も諦めずに社会復帰を目指す方々の希望の受け皿になると考えています。

——病院でのリハビリや他施設との「決定的な違い」は何ですか?

保険外リハビリの開拓者として、のべ9,000人以上の方々に向き合ってきた実績とそれによって培われたノウハウです。脳卒中の後遺症は、一人ひとり症状も生活環境も目標も異なります。これまで多くの方と向き合ってきたからこそ、「この方にとって、今何が必要なのか」「どうすれば目標に近づけるのか」を、画一的なプログラムではなく、「その人がどんな生活を送りたいのか」「何ができるようになりたいのか」まで見据えて、個別にカスタマイズして組み立てる点が私たちの強みです。

2. 独自のメソッドと専門スタッフによるサポート体制

——独自のメソッドや、導入しているアプローチがあれば教えてください。

特徴的な取り組みとして「ステップアップシート」の活用があります。リハビリでは、専門家には分かっていても、利用者様にとっては「結局、いつ何ができるようになるのか、どんな練習をしていけば良いのか」が分かりにくいことがあります。そこで、医療的な専門用語を避け、目標達成までの期間や必要な取り組み、進捗を1枚の計画表にまとめて利用者様と共有します。「今どこまでできて、次に何を目指すのか」を視覚化し、一緒に確認しながら進めることで、ご自身も主体的に取り組める環境を整えています。また、当センターでは鍼灸とリハビリを組み合わせたアプローチも行っています。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリに加え、鍼灸師によるアプローチを組み合わせ、西洋医学と東洋医学の双方から補完し合える点も独自の強みです。

——マンツーマン体制やリハビリプログラムの組み方のこだわりを教えてください。

マンツーマンは単なる形式ではなく、限られた時間を目標達成のために最大限活用するためのものです。身体の状態だけでなく、「料理を再開したい」「仕事に復帰したい」「家族と旅行に行きたい」といった個別の目的を丁寧に伺い、そこから逆算してプログラムを組み立てます。実際の変化や経過を見ながらプログラムも柔軟に見直し、決められたメニューを繰り返すのではなく、その方の変化に合わせて一緒に作り上げていくことを大切にしています。

——在籍しているスタッフの経験や専門性についての強みは何ですか?

スタッフそれぞれが持つ専門性に加えて、脳卒中の後遺症を抱える方と長く向き合ってきた経験があることが強みです。多様な専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、鍼灸師など)が在籍し、一人の利用者さんに対しても、多角的な視点からアプローチ方法を検討できます。単に「症状を改善する」だけでなく、その先にある生活や仕事、趣味まで見据えて考え、これまで蓄積された豊富な経験をチーム全体で共有しながら質の高いリハビリを提供しています。

3. 再び「できる」喜びと、これからの展望

——これまでで特に印象的だった利用者様の「改善事例」や「社会復帰のエピソード」を教えてください。

これまで多くの方と関わってきたので、一つに絞るのは難しいのですが、特に印象に残っているエピソードがいくつかあります。

脳卒中の後遺症によって右半身に麻痺が残った主婦の方です。初めは右手をうまく握ることができず、思うように動かすことも難しい状態でした。そこから少しずつできることを増やしていき、最終的には包丁を使った料理にも取り組めるようになりました。そしてある日、「玉ねぎのみじん切りができたよ!」と嬉しそうに報告してくださった瞬間は非常に印象的でした。手の機能改善以上に、生活の一部を取り戻せたことが何よりの歓びです。

もう一つ印象に残っているのが、歌手の方です。後遺症によって声量が低下し、声も掠れてしまっている状態でした。呼吸・発声・発声に関連する全身運動のリハビリを重ねて徐々に声量が改善し、最終的には復帰ライブに招待していただきました。その際の声量もさることながら2時間近くも歌い上げたパワーを目の当たりにして自分自身ももっとやれること、できる事にしっかり取り組んでいこうと改めて思ったことは今でも覚えています。

——病院でのリハビリ期間が終わり、「これ以上の改善は難しいのではないか」と悩んでいる方へメッセージをお願いします。

病院でのリハビリが終わったからといって、もう何もできないということではありません。もちろん、すべての方が同じように改善するわけではありませんし、現在の医学では難しいこともあります。それでも、「もう少し手が動くようになりたい」「もう一度歩きたい」「仕事に戻りたい」「料理をしたい」など、その方が望むことがあるのであれば、私たちはまず一緒に考えたいと思っています。

大切なのは、「できるか、できないか」を最初から決めてしまうことではなく、「どうすればできるようになる可能性があるのか」を一緒に探していくことだと思っています。

私たちが大切にしている言葉は、「あきらめない」です。一人では答えが出なくても、専門家となら新しい方法が見つかることがあります。元の状態に戻ることだけがゴールではありません。一歩ずつ「できること」を増やしていく挑戦を私たちは一緒に続けていきたいと思っています。

——今後の展望や、これから目指していきたい社会像について教えてください。

保険外リハビリという「第三の選択肢」が存在することを、より多くの方に知っていただく活動に力を入れていきます。退院後に「どこへ相談すればいいかわからない」と迷う方に、「まだ挑戦できる場所がある」と届けたい。そして、実際に利用していただいた方が、身体の変化だけではなく、「やりたかったことができるようになった」「もう一度挑戦してみようと思えた」と感じていただけること。そのために、これまで培ってきたリハビリのノウハウをさらに磨きながら、サービスの充実にも取り組んでいきたいと思っています。どのような状況でも常にリハビリという選択肢がある、自分の身体の可能性に対してチャレンジができる。そんな社会をつくっていくことが、私たちのこれからの目標です。


今回のインタビューを通じて、脳梗塞リハビリセンターが提供する「第三の選択肢」について理解が深まりました。脳梗塞リハビリセンターはYouTubeを通じて利用者様の実際の声を発信しています。利用者様のリアルな声やリハビリの過程を知ることで、同じ悩みを持つ方やご家族のご参考になれば幸いです。ぜひご覧ください。

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